子の看護休暇について
労働に関する子供のための休暇には「育児休暇」などが挙げられますが、子育てに関する休暇には子の看護休暇もあり、それらの規定は育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律 - 第4章(育児介護休業法 )に定められています。
子の看護休暇とは
子の看護休暇とは、小学校に入るまでの子供を養育している労働者に対して、 子供の予防接種や健康診断、又は負傷した時に子供の世話をするために取得できる休暇です。
1年間に5日を限度として取得可能で、 小学校前の子供が2人以上いる場合は10日まで取得することができます。
対象となる労働者
子の看護休暇の対象となる人は、雇用された期間が半年以上の労働者で、事業者に申し出をすることによって行い、 看護休暇の申し出を受けた事業者は、当該申し出を拒むことが出来ません。
また、フルタイムで働いていない労働者に関しては、 看護休暇の開始時間、終了時間を明らかにすれば1日未満の日数で申請が可能です。
育児介護休業法 -- 第16条の2 第2項から第3項, 育児介護休業法 -- 第16条の3, 育育児介護休業法施行規則 -- 第34条
看護休暇の申し出の方法
子の看護休暇の申し出を行うには、 以下に挙げる事項を事業者に明らかにすることによって行う必要があります。
- 申し出をする労働者の名前
- 申し出に関わる子供の名前、生年月日
- 子の看護休暇をする年月日(1日未満の場合は開始と終了の年月日時)
- 申し出に関わる子供が負傷、病気、又は予防接種などの世話に関わる事実
また、看護休暇の申し出を受けた事業者は、 看護休暇の申し出に対して事実を証明することができる書類の提出を求めることができます。
備考
このページの情報は2020年 6月1日
施行の育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律を元に作成しています。